関係詞について

@関係詞とは何か
A関係詞の決まり方
B特殊な関係詞について
C関係詞の2用法について
D複合関係詞について
以上の5点がマスターできれば関係詞は完璧!
(本当)
そういう気持ちで読んでいってください。

@関係詞とは何か:関係詞にあたる品詞が日本語にはありません。
日本語に名詞があるから英語の名詞も性質は大体推測がつきます。
しかし、日本語には関係詞がありません。
ですから、英訳すると関係詞が出てくる日本文を使って関係詞が何たるかを理解しましょう。

「私が昨日駅で会った人」・・・・・この日本語では、「私が昨日駅で会った」というのが、「人」の範囲を限定しています。
このように、名詞の範囲を限定をする品詞を形容詞と言います。
そして、形容詞の中に「私が会った」のように「だれだれが何々した」という主語述語の関係があります。
こういう主語述語を含む語集団を「節」と言います。
ですから「私が昨日駅で会った」というのは、形容詞節ということになります。
日本語では形容詞節は名詞の前からかかっていきます。
しかし英語では、名詞の後ろからかかっていきます。
(「人/私が昨日駅で会った」のような語順になります。)
さらにその時、形容詞節は「関係詞+文章」の形を取ります。
(「関係詞+私が昨日会った」の形になります。)
すなわち日本語とは違って、英語では形容詞節を作る時に関係詞が必要になるわけです。(すなわち関係詞とは形容詞節を導く品詞である、といえます。)


※「限定」とは:一般的には日本の英語教育では「修飾」と言う言葉が使われています。
しかし、この言葉は本質をついた言葉ではありません。
是非、「限定」という言葉で理解してください。
上でも説明しましたが、「限定」とは「色々ある中でこういうもの!他のものではない!!」と範囲を絞り込むことを言います。
上の例で言うなら「人」と言っても色々いるが、「私が昨日駅で会った」人であって、他の人ではない!と絞り込んでいます。
これを日本の英語教育では「修飾」と読んでいます。
本来は「限定」であるものを「修飾」と呼ぶことは間違っていると思います。



A関係詞の決まり方:関係詞には、関係代名詞(who,whom,whose,which,that)関係副詞(when,where,why,how)があります。
数が多いため、どのように決定されるのかが理解してない人が多いです。
意外に簡単なので、すぐマスターしてしまいましょう。
手順1:限定されている名詞(以下、先行詞)と形容詞節を見抜いておく。(同時通訳方式で読んでいけば十分解ります。)
手順2:先行詞を、関係詞が何になるのかを知りたい形容詞節の中に入れる。
手順3:先行詞が、形容詞節の中でどういう働きをしているかを見る。
この3つの手順を踏みます。
the man (   ) I met at the station yesterday(私が昨日駅で会った人) なら、先行詞the manを形容詞節である(  )I met at the station yesterdayに入れると I met him at the station yesterdayとなります。
先行詞the manがhimになることが大きなヒントになります。
himは「人の代名詞の目的格」です。
だから、関係詞も「人の関係代名詞の目的格」を使えばいいと分かるのです。(答えはwhomですね。)
他の問題も基本的には全てこれで考えていって解くことが出来ます。
よく、関係詞の後ろに欠けているものを探せ、と言いますが
(全く正しいのですが)、これが意外に難しい。
先行詞を形容詞節に入れようとすると、欠けているところが一発で解ります。
(欠けているところに入るのは当たり前。)
これが、どの学校でも教えていない極意です。

他の例題:(  )内に適当な関係詞を入れよ。
(関係代名詞、関係副詞、前置詞プラス関係代名詞)
@This is the city (  ) he was born.
AI know the man (  )you were talking about.
BThe day will come (  ) you will be sorry for it.
CI have a friend (  ) father is a politician.
DHe was betrayed by the man (  ) he had believed was sincere.

@の考え方:「ここは市です/彼が生まれた」先行詞はthe city。先行詞を形容詞節((  )he was born)の中に入れると、he was born in it(彼はその市の中で生まれた)かhe was born there(彼はそこで生まれた)となります。
先行詞(the city)を繰り返したら、in it(inプラス人間以外の代名詞の目的格)ということはin which(in プラス人間以外の関係代名詞の目的格)になります。先行詞を目的語にとる前置詞は付け加えて構いません。または、先行詞(the city)を繰り返すとthere(場所の副詞)でもここではOKです。ということはwhere(場所の関係副詞)が使えます。
Aの考え方:「私はその人を知っています/あなたが話していた」先行詞はthe man。先行詞を形容詞節((  ) you were talking about.)に入れるとyou were talking about him(人の代名詞の目的格)となります。ということは人の関係代名詞の目的格であるwhomかthatが正解となります。
Bの考え方:「その日が来るでしょう/あなたがそれを後悔する」先行詞はThe day。先行詞を形容詞節((  ) you will be sorry for it)に入れるとyou will be sorry for it on it(またはthen)になります。ということはon whichかwhen(時の関係副詞)が正解と分かります。
Cの考え方:「私には友人がいます/父親が政治家の」先行詞はa friend。それを形容詞節((   ) father is a politician.)に入れるとhis father is a politician.(所有格の代名詞)になります。ということは関係詞はwhose(所有格の関係代名詞)が正解と分かります。
Dの考え方:「彼は裏切られた/その人によって/彼が誠実だと信じていた」先行詞はthe man。先行詞を形容詞節((  ) he had believed was sincere)に入れるとhe had believed he was sincereとなります(人の主格の関係代名詞)。ですから関係詞はwhoまたはthatとなります。よく、he had believedを挿入句とみなし、この部分は挿入句なので関係詞の決定にはなんら関係がない、としてthe man (  ) was sincereを解けばいいのような解説の本が多いですが、he had believedを挿入句として考えなくても解答は出ますし、これは決して挿入句ではありません。

世の中で、関係詞の後ろが不完全な文なら関係代名詞、完全な文なら関係副詞を使うとよく言いますが、これは明らかに間違いです。
完全な文が来る可能性があると言われたら、先行詞を形容詞節に入れようと言う気はなくなります(完全な文の中に入る余地はないはずですから。)。
しかし、関係副詞の場合も先行詞は関係詞の後ろの文に入ります。
これは、関係詞の後ろの文が常に不完全な文であることの証です。
繰り返しになりますが、関係詞の後ろは全て不完全な文です。
先行詞を入れて見てください。
さすれば、関係詞が何になるかわかります。

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